「あなたには私が必要」
彼の家に到着した。
結構歩いて疲れていた。
普通に話す。
抱き合い、見つめ合いながら横になった。
そしてこの関係について彼の考えを話し始めた。
このままこうしてるとエッチしてしまいそうです。
付き合う人とエッチするという考え。
付き合うその先に「結婚」を考える。
私とはそれが考えられない、と。
だから付き合えない。
会った日に「結婚」という言葉が出てきたことにビックリだけど
私の想いと考えを伝えた。
好きな人、気の合う人、話の合う人とは会って話して付き合う。
これが自然なこと。
付き合ってみないとわからない部分もあるし、なにより「結婚」は付き合ってみてからの話。
「結婚」のために付き合う?これはお見合いですか?
近距離での会話
エッチしちゃうかも!?
今ここで私が何と言えば
「好きだから付き合おう」
「そんな真剣に付き合うことを今考えなくていいんじゃない?」
それに
「この出逢いは普通の出逢いじゃない」
「私との恋愛は特別なものになる」
と確信していることをわかってもらえるのか。
彼は、考えを整理するために散歩すると言い「どうする?一緒に来る?」と尋ねた。
「うん」
私は一緒にいたくて行くことにした。
公園に行き、ベンチに座って話す。
私は夜空を見上げて、この後多分付き合うことになって数か月に1度会って。3回目くらいに彼は私を好きになっていて。最期はクリスマスに会ってその後数か月で別れる。二人の春はこない。
そんなイメージを漠然としてもっていた。
そして、公園からの帰り道。
彼はどうして二人が付き合うべきかを私に聞いた。
私は様々な想いを集約した決定的な一言を告げた。
「あなたには私が必要だから」
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