Dreams in the dream
山田孝之と友達だった。
彼はみんなの人気者で人々に細やかな気遣いをして、楽しませ喜ばせている。
少なくとも夢の中の私はそんな彼に恋心を抱いていた。
忘れ物をした私は孝之と離れ、高層ビルのエレベーターの最上階へ向かう。扉が開くと、そこには高原の一軒家があり、教授が引っ越す前の家だった。丁度教授が引っ越した直後で家族は別れを悲しんでいた。「教授って誰なんだ?」そう考えながら教授との関係を家族に説明した。私は未来からやってきた教え子なのだ、と納得しつつ何かを受け取りその場を後にした。
孝之のいる階に下りようとボタンを押す。逸る焦りにも似た気持ち。胸の鼓動。チンという古びたエレベーターの扉が開く音が聞こえ下りようとするがそこは薄汚いカビ臭い地下だった。慌てて扉を閉め地上へのボタンを押そうとしたがボタンがない。私の嫌いなホラー映画のような展開。とりあえず、何か出っ張ったところを押して念じた。エレベーターは動き出し、上へ向かったが止まらない。「孝之!」そう考えたとたんにゆっくり止まった。何故か「開く」のボタンだけある。押す。サーっと扉は開くものの5階が赤、6階が緑のフイルム越しに中間地点の床が見える状態だった。この展開、どちらかに下りようとしたら急にエレベーターが動き出して体が真っ二つになるパターンだ。
It's over.
そんな夢を見ている私を背中側からギュっと抱きしめて眠る彼のぬくもりを感じて夢と現実の狭間にいた心地よい微睡み。
うふ。
自分の発した「うふ」で目覚めた。
ああ、夢か。
奇妙な夢のあとの包み込まれるような安心感は今日の幸せへとつながった。
もうすぐ会える。
あと5日。
とぅき❤(⇐ 今二人の間で流行ってるw)
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2018.09.02 13:40