愛と愛欲
古代ギリシアの哲学ではプラトンとアリストテレスが愛の定義について議論していた
愛欲、性欲、肉欲は人間のものであり、エロースと呼ばれていた
一方、普遍的な愛、精神的な愛、肉体を介在しない愛を、アガペーと定義していた
現代でも愛についての考えは進化論的、医学的、発達心理学など多岐に渡って議論されている
ここに性欲のなくなる薬を飲んだ人間としての発見を付け加えされてもらう
性欲は愛とは別のものである
性欲と愛は地続きに繋がってるいるものだと個人的に解釈していたが、どうやら違うようだ
さらに言うと、触れ合うことによってオキシトシンを出す行為と性欲は別の欲求らしい
性欲がなくてもふれあいたいという感情は生まれ得るものなのだ
こう考えると男性器として機能しなくなった老人がスナックで女性と触れ合って、デレデレしたり、お金を貢ぐのも別に不思議ではない
彼らは性欲からふれあいたいと思っているのではなく、単純にふれあいたいと思っているのである
そして、触れ合うことによってオキシトシンが出るのは猿のグルーミングと同じであり、我々は本質的にじゃれ合いたい生物なのかもしれない
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